ケータイ小説 野いちご

Cocoa ーここあー

「? 誰だ?」

私の返事を遮るように鳴ったチャイム。

ドアの外で楓くんの呟きと、玄関に向かう足音がした。

きっと楓くんが玄関に向かったんだ。

にしても、こんな夕飯時に……宅配便?

-ガチャ。

「やっほー! あら、涼じゃん!」

優梨(ゆうり)!? どーしたんだよ急に!」

ゆ、優梨?

誰だろ……。

ドアの向こうでは女の人と楓くんの楽しそうな声が聞こえる。

楓くんの知り合い?

「まぁまぁ。とりあえず上がるね!」

え……。

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