【SS短編小説 茉実side】
<りんちゃんの悩み。>


―屋上にて―


「横川くん、好きです…!」


…ある日の昼休み。


ドアの向こうから、そんな声が聞こえ、
あたし、林崎 茉実は2センチの隙間から
こっそりと2人を見つめている。


そう。まるで…ストーカーのように……__


「……って、ストーカーちゃうわッ…!」


と、彼氏の告白現場を見ている焦りからか
ノリツッコミが激しいあたし。