「お疲れ、碧羽。いい挨拶だった」



優しく頭を撫でられる
その仕草だけで緊張が溶けるなんて単純だ



「ん。ありがとう」

「さすがねーちゃん!カッコよかった!」



舜は元気だね〜



「ところで、皆のことはなんて呼んだらいいかな?」



今の所名前呼びは來龍と、舜だけだからね
呼ばれたい名前があるなら呼ぶし

まぁ、葉山は気にしなさそう


「俺は壱耶で構いません」

「じゃぁ、俺は慧斗でいいですよ。碧ちゃん」

「お!じゃあ、俺はつばきんで!」



つばきん……金鍔みたい……
まぁ、いいか……

どっちにしろ多分呼ばないと思うし笑

あー、煉たちの紹介はいつしたらいいかな?
連絡すれば今日中には紹介できると思うんだけど……



「そうだ。この後ちょっと出かけるんだが一緒にこないか?」

「一緒に?いいの?」

「あぁ、今後、世話になるかもしれないからな」

「知っていた方がいいかもしれませんしね」



どこ行くんだろう?
繁華街かな?



「ほら、メットかぶれ。しっかり捕まってろよ?」

「ん。ありがとう」



私の頭にメットをかぶせ、次いで顎のところも止められた



「なんだよ?にやにやして?」

「ん〜?やっぱり優しいなーって思って」