次の日。
学校だった。

「昨日のTVさぁ。」

「うん、面白かったよね。」

ああ。
こんな世界しかあたしにはないんだ。
しかし、五月蠅いなぁ。
少しは黙れないの?

不機嫌だったので、鞄を机に投げつけた。

丁度机に置かれたの。
あたしってば、ナイスよね。


「朝の学活はじめるよ。はい、今日は転校生が来ました。」

「きゃぁ、どんな子かな。」

「楽しみー。」


相変わらず五月蠅いっつーの。
なんて、言えないわ。