「ねえ、ねえ知ってる?」

「え~?なにをー」

学校帰りの女子高生が騒いでいる。

 
「隣町の白雪姫。」

「あ!知ってる。超美少女何でしょ?」

「そうそう、姿を見た人は一生忘れられないとか噂もあるんだってー。憧れるよね!」

「あー…でも悪い噂もいっぱいあるよね…」

顔を見合わせて俯く二人。

「あー…もう暗いしかえろうか」

「そうだね…。」

あたりを見渡せばもう夕暮れで一番星まで見えている。

二人はあたりをもう一度確認すると早足で家に帰った。