拝啓 三村桜子 様



突然のお手紙、申し訳ありません。


私、加持政樹と申します。レインリリーという喫茶店で働いている者で、常盤公生の友人です。


先日、店に公生宛に公生のお姉さんである、常盤晴さんから手紙が来ました。


公生はそれを休憩時間に、店のカウンターに座って読んでいました。私はそれを覗き見してしまいました。そこにあなたの住所が書いてありました。


私があなたの連絡先を知っているのは、このためです。