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フェンス~越えてはいけない境界線~

第四章 地下室

Wだいすけペアがフェンスを乗り越えてから10分が経過し、僕たちもフェンスを乗り越える時が来た。


足をかける度にフェンスが揺れて音を立てる。


僕が先に着地し、亮から懐中電灯を受け取り、亮が乗り越えて来るのを待つ。


同じように金網を揺らしながら着地する亮。

亮が地に足を着けたのと同時に僕は懐中電灯をつけた。


スイッチを押すと同時に前方が明るく照らし出される。


「おー、めっちゃ明るいやん!
これやったら全然大丈夫やなー神谷ちん!
でもほんま気持ち悪いな……道もよく分からんしよ……」


「確か中田が病院跡にたどり着くまでフェンス越えてから、まっすぐ歩いて10分って言うてたから、あいつらペアはもう到着してるやろな」

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