ケータイ小説 野いちご

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フェンス~越えてはいけない境界線~

第十章 声

5人を乗せた車は、ゆっくりと僕達が住んでいる街へ近づいていく。


車内に会話はなく、流行りの歌が控えめな音量で流れていた。


運転席の中田を見てみると、目がうつろで、眠さの限界なのか、あくびをしながらガムを噛んでいる。


後部座席を見ると、今野君は携帯を見ていて、亮と岡村は相変わらず下を向いたまま一言も喋らない。

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