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フェンス~越えてはいけない境界線~

第九章 亮



5人を乗せた車は走り出した。


目を覚ました亮は、車内でキョロキョロしながら不思議そうな顔をしている。


「あれ?あっ、そうか……俺、気絶してたんやな……」


「亮ちん……何をしてたか記憶はある?」

中田の記憶が飛んでいたので、心配になった僕は亮の顔を覗きこんで話しかけた。



「うん、神谷ちんと地下に入って噛まれたとこまでは……。
多分あの後、気を失ったんやろな……」

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