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「はぁ…はぁ…はぁ…どこ行ったんだろう」




学校を出て帰り道で柊くんを探していた。




しかし、柊くんの姿はどこにもなかった。




どうしよう、もう家に着いちゃったのかな…




連絡先も知らないし、明日から夏休みだから、今日を逃すともう新学期まで会えなくなっちゃうっ




そんなのは、絶対にいやっ!




今すぐ会いたい…っ…!




「あっ」




その時、柊くんの歩く後ろ姿を発見した。




そして考えるよりも先に足が動いていた。