クリスマスの翌日は、ふたりとも二日酔い気味とあって、岡田さんの家でまったりと過ごした。

ふたりでテレビを見たり、料理したり、向かい酒だって、結局お酒飲んだり。
まったりといっても、まあそれなりに、こう色々とあったんだけれども、……そこはご想像にお任せして。

ともかくふたりで甘く濃く、有意義な時間を過ごした。




そのままその日も岡田さんの家に泊まり、翌朝少し早めに家を出る。
冬ということもあり、だんだんと道路の渋滞が多くなってきたためだ。

案の定、何分か走ると渋滞にハマり、ノロノロ運転になった。


「この辺りは信号も多いし、道路凍るからなぁ」

「早めに出て来て正解だったね」


動いては止まり、動いては止まり、思ったように車は動いてくれない。

でも、岡田さんとちょっとでも長く一緒にいれることが嬉しかった。


「――そう。そう言えばずっと考えていたんけどさ」


話が途切れ、少し無言の時間が流れる。
ちょうど何個めかの信号にひっかかったとき、岡田さんはおもむろにそう口を開いた。


「ん?なに?」


私がそう聞くと、岡田さんは真剣な表情で私を見つめた。

そして、




「俺達一緒に住まない?」