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幼なじみのフキゲンなかくしごと

第3章
体温





「ごめんあさひちゃん……あんなことになって。俺の発言が迂闊すぎた」



最後の椅子を化学室に運びいれると、葛西くんはそう言って静かに息を吐き出した。


今までずっと、ふたりして黙々と椅子を運んでた。話の内容がどうであれ、気まずい沈黙を破ってくれて内心ほっとする。



「ううん、大丈夫。だけど……」



葛西くんは、どういう意図があってあんなことを言ったのか。



「どうしたの? 何か俺に聞きたいことが、ある?」


「……」


まるで心の中を見透かしてるみたい。


葛西くんどんな人で瑞季くんとどんな関係があるのかはっきりしてないから、頭に浮かんだ疑問を簡単に口にすることができない。

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