外は嫌気がするほど天気が良かった。


空を見上げると雲1つない。


あたしはチッと舌打ちをして大股で歩き出す。


こんな気分の時にここまで晴れ渡っているなんて、気分が悪い。


どうしてよりによって穂月の事なんかが好きなんだろう。


あんなに性格の悪い子、他に見たことがない。


あたしはブツブツと文句を言いながら歩いていく。


穂月は浩志の気持ちにはきっと気が付いていないだろう。


いつも司と2人でいるし、浩志の事はメンバーの中でも下だという認識だ。


穂月は強力な味方を付けていることも知らないかもしれない。


「おはよう、浩志」


イライラしながら歩いていると突然後方から声をかけられ、あたしは飛びあがるほどに驚いた。


振り返ると天真がいた。


「あぁ、なんだ、おはよう」


ホッと胸をなで下ろして挨拶をかわす。


「今日は嫌気がするほど天気がいいな」


天真にそう言われ、あたしは少しだけ笑ってしまった。


天真も同じように感じていたようだ。