病院で検査を受けると、ユメノの体はまだ綺麗なままだったようでホッと胸をなで下ろした。


だけど、このまま我慢し続けていたらどこまでエスカレートしていたかわからない。


ユメノは我慢に我慢を重ねてひどいイジメを繰り返す事になっただろう。


両親はこの日の内に事務所をやめる連絡を入れた。


相手の人間はひどく混乱して引き止められたらしいが、両親は一方的に電話を切ってしまった。


もうあの事務所へ行く必要がないのだと思うと心底安心できた。


これでユメノのストレスは大幅に減少されるはずだ。


でも……事務所をやめるということは、ユメノの夢を途中で消すと言う事でもあった。


自分の記憶がない間に事務所を辞めてしまっていたユメノがどうなるのか、それだけが気がかりだったのだった。