ケータイ小説 野いちご

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悪魔くんとナイショで同居しています

02
発動!悪魔の力!





「奏ちゃん。おはよう」



眠たい目をこすりながら、土手沿いを歩いていると……

後ろから次咲くんが声をかけてきた。



「うん、おはよう……」

「あれ?どうしたの?なんか元気ないね」



そりゃあ元気もなくなるよ。

昨晩、アーラに悪魔の力を無理矢理授けられたんだから。



それを次咲くんに話そうと思ったけど、

「いいか?悪魔の力を持っていることは他言するなよ?」

と、口止めされているせいで言えなかった。



その代わりと言うわけではないけど、お祓いの効果がまるで無かったことを話しておいた。



「やっぱりね。そうだと思ったよ」

「私はちょっとくらい効果があると思ったのに……」



コツコツ貯めていた数ヶ月分のお小遣いを丸々はたいてさ……効果がない挙句に、

「余計なことをしたら殺すからな」

なんて脅されて……悲惨って一言では片付けられないよ。



「大悪魔様は、魔界でもトップに近い立ち位置にいるんだからね?そう簡単に消滅させられないよ」

「はぁ……だよね」





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