ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

悪魔くんとナイショで同居しています

02
授けられた悪魔の力





アーラと付き合うようになってから、早くも数日が経過した。



「ねぇねぇっ、あの子だって!黒羽くんと付き合ってるらしいよ!」

「え?マジ?ブスじゃん」



話したこともない女子に、すれ違いざまにそんな暴言を吐かれることが多くなった。

わざわざ教室まで来て、罵詈雑言を浴びせられることだってある。



「アンタなんか黒羽くんと釣り合わないから!」

「さっさと別れろ!ブス!」



そんなことを面と向かって行ってくる女子が後を立たない。

それだけならまだしも……



「また靴がなくなってる……」



嫌がらせまでされるようなった。

まぁ、なんとなくそうなることは分かってはいたけれど……。



「どうしよう……これから外で体育なのに」



涙が込み上げてくる。



紗千は未だに目すら合わせてくれないし……。

他の友達はみんな柏崎さんの味方。



「奏ちゃん……大丈夫?」



そんな優しい言葉をなげかけてくれるのは、たった一人次咲くんだけだ。





< 133/ 360 >