かなり無理やりメンバーに入れられた私だったけど、今の所別に問題は起きてないので、仕事は今の所ない。

一応、私の仕事はクラスを見守る監視係だ。あの二人は登校してくるのが遅いから私に任されたらしいけど、別に何もしなくてもバレないからいいや。

『華、おっはー!』

すごく元気な感じで入ってきたのは、もちろん私の親友の聖奈。

「あ、聖奈おはよう!朝から元気だね。」

私たちがそんな他愛もない話をしていると、

『おっはよーございまーす!』

うわっ、聖奈以上に元気な人といえば、アノ人しかいない。

ー本庄 真子 (Honjo Mako)

本庄さんは、金髪でギャルっぽい見た目なんだけど、すごく優しい。

いつもならほぼクラス全員と言っていいほど、賑やかな返事が返ってきていた。でも今日は違った。

シーン、と静まり返った教室。私は違和感を覚えた。クラスのその状況に本庄さんも動揺したのか、

『ちょっと!!どうしたのよ?なにかあったの?』

すこしキレ気味でみんなに尋ねる。しばらくすると

『あったりまえじゃねーか。人殺しには、誰も答えねーよ。』

そんな声が、教室内に響き渡った。