「私、田中先生と付き合うことになった。」

そう雪に報告を受けたとき、
私はとても嬉しかった。

逆にシスコンのれんは倒れていたけど…

でも、本当に嬉しかった!

なぜなら、
少し雪のことが心配だったからだ。

なぜ、心配だったかというと、カッコイイ人を見ても、全く反応せず、可愛い女の子をみると喜ぶということがあったからだ。

別に、そういう恋愛もあるとは思うし、
反対はしないけど、やっぱり心配なのよね

だから、星矢くんと付き合ったと聞いて
あっ、やっと、雪にもそういう人が現れたかと思い、ホッとした。



でも、付き合うとなると
また心配なことがある。

それは、キスから先のこと。

やっぱり、
付き合うのなら通る道なのはわかる。

でも、雪は純粋すぎる。

シスコンれんのせいで、
全くそのへんの知識がない。

多分、学校で習ったことぐらいしか…

でも、星矢くんは結構モテるぽいしな…



「あのさ、星矢くん。」

「なんですか?」

「雪とそういうことするときは、
優しくして頂戴ね。」

「ゴホッゴホッ!
何言い出すんですか!さやかさん!」

「いや、ちょっと心配だったから。」

「おいっ!俺はまだ付き合うことを
認めてないからな!」

「れんはうるさいわよ!」


まぁ、雪が幸せならいいけどね