「今日か…」

カレンダーで日付の確認をすると、あたしは呟いた。

おとといから修哉さんは出張に出かけており、今日の夜に帰ってくることになっている。

残業で帰りが遅くなる日はあったけど、今回のように数日間留守にしていると言うのは初めてだ。

今日の夕飯は修哉さんの好きな食べ物を作って、彼の疲れを癒してあげよう。

そう思って買い物に行こうとしたら、
「ただいまー…」

ガチャッとドアが開いたのと同時に、聞き覚えのある声が家の中に入ってきた。

「えっ、もう?」

時計を見て確認をしたら、後少しで4時になるところだった。

夜どころか、夕方にもなっていないのですが…。