『ね~、今日、遊ぼ!』

『ごめんm(_ _)m無理。忙しいから。』

『そっかー、それは仕方ないね。』
ガラケーを閉じた。

「仕方ないよね。誠。」

 次の日。

「玲!新庄君がメグとデートしてた!」

「は。」

私はセーラー服のリボンをほどく手を止めた。

「んな訳無いじゃん。」

ガラケーから翠の声がする。

「馬鹿!何でもかんでもそう信じちゃ駄目よ!」

「ホントに?」

「窓の外を見てみ?」