ケータイ小説 野いちご

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いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。

*TWO*
心の中のモヤ




「土曜日はほんっとにごめんな?」



月曜日。

学校に着くなり、あたしの元へ律くんがすっ飛んできた。


電話やラインでも、もう十分ってほど謝られたのに。

顔の前で両手を合わせる律くんは、デートの途中で学校へ行ったことをまだ気にしているみたい。



「律くんってば謝りすぎ……もう大丈夫だよ?」



あたしのしたことに比べたら、そんなのまったく謝るに値しないのに。

謝られるほど苦しくなる。


そうしたらあたしはどれだけ謝らないといけないんだろう。


土曜日のことを含めたら、もう謝って済むことじゃないかもしれない。



「部活があったのにありがとう」



むしろお礼を言わなきゃいけないのはあたし。



「サッカー部は大丈夫だった?」



胸の内を隠して、笑顔を見せる。



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