ケータイ小説 野いちご

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いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。

*ONE*
うそつき




毎週火、木、土曜日は塾に通っている。


中学2年から通い始めた塾が肌にあい、かれこれ4年。


学校の勉強も難しいし、大学受験に備えてそのまま通い続けることにしたのだ。


生徒は一つの教室に3人程度。好きな科目を選択できるし中身は個別授業と変わらない。

大人数が苦手なあたしにはちょうどいいんだ。



よって、塾のある日はサッカー部を見学出来ない。


今日は火曜日。

学校が終わるとまっすぐ家に帰り、支度をして塾へ向かった。



塾の玄関でスマホをマナーモードにしようとしたら、手が滑って床に落ちてしまった。



「わっ」



取ろうと手をのばしたら、肩に掛けていたカバンまで落ちて。


ファスナーが空いていたせいで中身がバラバラと飛び出す。


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