ケータイ小説 野いちご

雨のち虹 ~カタツムリの恋~

視線



あれは


俺が中学1年だった頃。




それから、悪い仲間が近寄ってくるようになった。


当時、少し結構有名だった2年の女の先輩に声をかけられた。


1年の廊下で俺を呼び出して話をしている所を

ある人に見られた。



ちょっと気になっていた女の子。


隣のクラスで、まだ話したことはなかった。




体育の授業で見かけるその女の子は、まだまだ子供な俺には大人っぽく見えた。


サラサラした髪と、かわいい笑顔だ好きだった。



その子が・・・


廊下で俺を見た。




先輩が俺の肩に触れたのを、彼女は見たのだろうか。




その時、クラスでも浮いていた俺にとってその先輩との時間は唯一笑顔になれる時間だった。




だけど、先輩と仲良くすればするほど、クラスの視線も好きな彼女の視線も・・・


冷たくなっているように感じられた。

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