私の人生が虹色に輝き出した。



キラキラと眩しい毎日。


眠ることがもったいないと思うくらいに、幸せだったんだ。



こんな毎日をくれた一人の人・・・




「龍、これ買って!!」


「お前、俺のバイト代いくらか知ってんの?無理だよ!」



出逢った頃よりもずっとたくましくなった腕に絡まって甘えてみる。



「龍、お願い。お揃いで着ようよ~!」


龍は『お揃い』って言葉に弱い。


「仕方ねぇなぁ・・・じゃあ、晩飯はコンビニ弁当でいいな!」


少し落ち着いた茶色に染め直した髪をかきあげて、私の肩に手を回す。


若者が集まるショッピングモールのバーゲン。