それから、2年が経ち

高校2年生になった。

桜が咲き誇り、玄関には新しいクラスの発表の紙が貼り出されていた。

私はクラスを確認するために見ると半分ほどの人が1年生の時と同じままだった。

残り半分は別のクラスの子が入っていた、

よくよく見ると






寺島竜也






竜成の名前が入っていた。



「嘘でしょ・・・・てか、同じ高校だったの?」


「桜智ー!!おっはよー!!」


「あ、さやかおはよう」


「どうしたー?暗い顔してー」


あははと笑いながら肩をバシバシと叩いてきた。


「ちょ、いてーよ!!」



「で、で、どしたー?」


「あぁ・・・・ね、あれ」



私がクラス表を指さし、


さやかに合図を送ると


さやかは人ごみのなかに消えていった。