ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

不透明ヒーロー

近づく恋心




晶ちゃんの学校の文化祭当日、私はいつもよりも少し早起きをした。

今日はなんちゃって制服じゃなくて完全に私服で行くから、ちょっと緊張しちゃう。


落ち着いた色合いの深緑のカーディガンに、白いインナーと焦げ茶色の温かな生地のショートパンツを合わせたお気に入りの服装だ。

それにメイクと髪を巻いて……準備完了っと。


「へ、変じゃないよね……?」

雑誌とかを見て頑張って服装の合わせ方を勉強してみたんだけど、張り切りすぎない程度のオシャレって難しい。

ネックレスだけして、イヤリングはやめておこうかな。あんまりアクセサリーつけすぎないほうがいいよね……?


時計を見ると、もうすぐ十時になる。


そろそろエントランスで待ってようかな。

……千尋も今日は私服だよね。


結局千尋が何を考えているのかわからないけど、こうして二人で出かけられるのは嬉しいだなんて私って単純すぎるのかな。





< 79/ 164 >