ケータイ小説 野いちご

AnimaRoom

第2話 懐かれた!? 魔法の薬

「ふぅ」

まさか、ご飯もお風呂もご勝手に、だとは思わなかった。

一応家主に断りを、と思ったのに…。

「…今、忙しい。勝手にしてって言ったでしょ」

と、あの時は本気で魂抜かれるんじゃないかと思った。

お言葉に甘えて、ご飯もお風呂も先にいただいてしまった。

一応、2人分作っておいたけど…。

やっぱり、住まわせてもらうのに、自分の分だけ作って「はい終わり」って言うのは、さすがにダメだよね。

でも、ご飯どうぞ、なんて言いに行く勇気はない…。

だってさっき、本当に怖かったんだもん!!

おいておけば、ここに来たとき気づくよね。

それにしても、喉乾いた…。

冷蔵庫を開けて、ジュースを探す。

さっき、ご飯をつくるときに入ってたやつを、勝手ながらいただく。

勝手に、って言ってたし。

明日、買ってくればいいよね。

――あれ?

さっきはあったと思ったんだけど、見当たらない。

飲まれちゃったのかな…。

でも、ここは私の家じゃないし、飲まれていても文句は言えない。

代わりに、さっきはなかった小さな瓶なら入っていた。

栄養ドリンクみたいな瓶で、ラベルは…貼ってない。

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