ケータイ小説 野いちご

AnimaRoom

第5話 寂しんぼ!! ウサニさん

「うきゃああああ!!!!」

私、一生の不覚…。

いくらニャンコとはいえ、男の子なのに…。

男の子に抱きしめられて、寝ちゃうなんて…。

そして…。

「何!? 何事!?」

少し離れたところで飛び起きた、ケン兄さん。

「うるさい…」

横で顔をうずめるように丸くなるネコ兄さん。

「どうしたの!?」

と、探さんもなぜかリビングに布団を敷いていた。

そして、ウサ耳を抑えてプルプルしている…ウサニさん。

いつの間に!?

ネコ兄さんに抱き枕にされて寝てしまったのは不覚だったけれども、朝目が覚めたら、ウサ耳のウサニさんに、ガッツリ抱きしめられていた。

目を開けて視界に入ったのが、超美形男子のドアップ。

悲鳴、あげるでしょう?

「ご、ごめんね、ウサニさん」

ウサギの耳元で大声は、さすがに悪かったかもしれないので謝っておく。

すると、グイッと抱きつかれてしまった。

お腹にウサニさんの頭がグイグイ押し当てられる。

「撫でて。いっぱい撫でて。よしよしして」

――えええ…。

乗り気はしなかったけど、言われた通りウサニさんの気の済むまで撫でた。

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