ケータイ小説 野いちご

...笑う月。

5

「や、やめてよ。仮にも次期総長なんでしょ!?謝らないでよ!しかも、それじゃあまるで......」




ドッキリなんかじゃなくてほんとに家族は攫われて行ったみたいじゃないか。





「大丈夫だ。今は人質にされてるだけだ。絶対傷つけはさせない。」


でも、人質にされてるってことは今とても危険なのだ。



もし、助からなかったら?私は一人ぼっち??



頭が真っ白になった私は家族の声がした気がした。


”さきー!”
”ねーちゃん”
”さき!”



もう、そう呼ぶ家族はいなくなるかもしれない。そう考えると私の目からは雫が落ちていった。




「嫌だ。1人は嫌だよ。どうして?どうしてうちなの?どうしてよっっ!」



「すまない。実は......」

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