「えぇーじゃあ、椿と都ちゃんは高校の同級生ってこと!?」


結局連れてこられた二次会で当たり前のように、椿達とテーブルを囲んだ。


本当はすごく嫌だけどっ!!


「はぁ。まぁ。そうですね。」


仕方なく頼んだカクテルを一口飲みながら気のない返事をする。


隣にいる桜田がテーブルの下で男性達に気づかれないように私の脚を手の甲でトントンッと叩く。


たぶん、もっと、



『盛り上げろ。ヤル気だせ。』



の合図だろうけど。


私は、ため息をつきながら私の目の前で余裕そうに微笑みながら私を見つめる椿を睨む。




「……………なに見てんのよ。」



「や。都。変わってないなぁって。なんか嬉しくなっちゃった。」


そう言いながらウィスキーのロックを一口飲む椿。
その仕草はとても色気があって、正直さっきから別のテーブルの女性達の視線が痛い。