父と母の不仲も顕著に現れ始めていた。

酒を飲んだくれて朝帰りは当たり前の母

一向に家族に関心を持とうとしない父。

毎晩母に

「今日は必ず帰ってきてね、お母さん」

と言った。

それは守られるはずもなく、

届かない約束となり母は帰ってこなくなった。

私は母がいない悲しみのせいと気づかず

眠れなくなりいくら食べても食べてもお腹がすき


そして部活に打ち込み

なんでもできるような気がしてならない気持ちになった。

それは今も続く病気の始まりだった。