修学旅行まであと一週間。俺は体調を崩して学校を休んでいた。ほんとだっせー。はやく舞花にあいてーな。完全に舞花不足。

「杏蘭ー。友達来てるわよー!」
「だれ、なの、?」
「夢咲さんってゆー子!」
「連れて、きて、。」

言い忘れていたが、俺の家族は、父、母、俺と、弟の蘭斗の四人家族。ちなみにさっき呼びにきたのは、母の真由美。父は、アクセサリーショップの社長をしている。

「夢咲さん、ここょ。入っていーよ!」

母の声が聞こえたと同時にドアが開いた。

「邪魔者は退散するわねー!お幸せにー♡♡」

母はニヤニヤして部屋を出ていった。