怪しい・・・。

「あー怪しすぎる!

なに!?

これ。」

ポニーテールを揺らしながら驚く女子高生

高2の佐伯音春(さえきおとは)

の目の前にそびえたつ

黒幕に覆われた怪しげな小さな建物。

看板には

「あなたの人生占います」

の文字。

「相談料・・・10000円」

(・・・相談料10000円!?

たっか!)

心の中で叫ぶ音春。

足を踏み入れかけたその時・・・

「・・・ん?

足がなんかくすぐったい。」

足に違和感を感じた音春は下を見る。



そこにいたのは・・・

白狐(びゃっこ)だった。