「泣きやんだ?」 私が泣いているあいだ、ずっと来城が頭を撫でてくれていた。 「うん.....ごめん、ありがと....」 私がそう言うと来城は手を離す。 「ねぇ、みんなは迷惑じゃ....ないの?」 私はみんなを見て言う。 「迷惑なわけか」 柊。 「うれしいよ」 相井。 「ここにいてよ」 推川。 「迷惑じゃないよ」 来城。 「...ありが、とう..」 私はまた出そうになる涙を必死に抑えた。