《愛優said》



「愛優、準備できたか?」


恰好いい私服に身を包んだ翔流が

私の方に来る。


「あ、うん!」


こんなかっこいい人が私の隣歩くって...

自慢の旦那さんだよっ。


今日は、少し前まで

気まずい関係だった人たちと

会う約束をしているんです。



あれから会うのは久しぶりだけど...


元気にしてるかな?


「じゃあ、行くぞ」


そういって当たり前のように

左手を差し出される。


「うんっ!」


私はその手と自分の手を

当たり前のように繋ぐ。