その日の夜。


花怜と部屋でガールズトーク。


ふと花怜が真顔になって聞いてきた。


「結月はさ、生徒会長のこと好きなの?」


生徒会長のこと好き?


センパイは優しいし、何かほっこりするって感じ。


「んー、わかんない」


でもきっと好きっていうのは、突然現れるものだと思うし、身近になさそう。


「好きになる人は、意外と近くにいるかもね」


「ふぇ?」