ケータイ小説 野いちご

文系女子と機械たち

はじめてのお仕事


接客業を辞めてから、早数カ月……。お金もない。事務職で応募しても経験不足で不採用。頼ったのが派遣登録。

もう、何でもいいから仕事!お金……。そんな思いで何も考えずに「はい、それでいいです。」を繰り返し登録当日にお仕事紹介。数日後に派遣先の企業訪問。機械の説明は「???」な状態。感想を聞かれても「初めでわからないです。」そんなことしか言えない自分を採用してくれたら派遣先。最初は本当に簡単な作業。先輩の指示に従って唯々、同じ作業の繰り返し。優しい先輩と2人だけで作業。正直これなら楽でいいなと思った。それが打ち砕かれたのは入社10日後……配置表を確認する……「……!?」作業していたラインが違う……。

厳しいけどおもしろい優しいおばちゃん先輩に場所を聞き初めて見た機械。正しくは見学の時以来の2度目まして。1日目機械が絶不調で別のラインへ。2日目。初めて機械の操作を教わる。色んなものの補充の仕方。単純作業でこれならできるかなって思う。

3日目~10日目ただ、ただひたすら走り回る。機械の操作なんてまだまだわからない……。11日目。問題が起きて生産が止まる。12日目また新たな新人が……。自分も全くわからないのに教えなければならない現状。そんな中、検査教育と言う初めましてな作業が登場。……ずっと座ってられる……楽でいいかも?と思いながらも責任重大で胃が痛くなる。なんやかんやでそこから1ヶ月機械から離れて検査の練習。

久しぶりの機械はベテランさんがいない状況。誰に聞けばいいんだろう……。どうすればいいんだろう……。そんな中、怖い上司からオペレーターとして教育。「簡単やから1回で覚えて」こんなこと言われたら耐えられない。毎朝の作業順の書かれた書類の読み合わせ……リーダーじゃないのにいきなり指名され読まされた。見ながら読んでも意味がわからない。そんな日々が数日続く……。

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