「華梨奈、もういいよ。海盗はもう意識ないだろ」


私は目の前にボロボロになって倒れてる海盗を見つめていた


未だに許せない


イライラする


ね、紀希


もし、ここに紀希がこなかったら私はどうなってたかな?


海盗は、間違いなく死んでいただろう


私をいつも助けてくれる人は


いつもそばにいてくれる人は


ただ、一人


紀希だけだ


ありがとうなんて恥ずかしくて言えないけど


私は、決めたよ


紀希を絶対守る