ケータイ小説 野いちご

あの日、キミが流した涙の先へ

Memory 4 崩れ出した『今』




「終わったんだ、全部」



わたしは自分の部屋の仰向けになって天井を見つめた。



全部、全部。



退部届も出して、わたしはやっとバスケから離れることができた。



言いたいこともすべて手紙で伝えることができた。



3年生たちのことも試合に出す機会を与えてほしいとお願いできた。



なのに、自分で望んでやったことなのに全然心は晴れない。



明日から何が起こるか怖くて怖くて仕方がない。



本当はもう学校に行きたくもない。ずっとここにいれば何も起きないで済むと思うけどそういうわけにはいかない。



お父さんとお母さんがそれを許してくれるわけもないし、3年生は最大の壁『受験』がある。



高校生活のすべてをバスケに捧げてきたわたしはそこまで勉強に秀でているわけでもない。



だから一般入試でなんか自分は行けない、自分には推薦でしか次の道に進む方法はない。



そうなると出席日数や定期テストの結果がとても重要になってくる。



それを考えてしまうとどんなに学校に行きたくなくても、行かなければいけなくなってしまう。




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