ケータイ小説 野いちご

神の世界へやって来たなら!?

門倉家の秘密



「僕を、殺してください」




想定外の言葉に固まる私。

 

「ん?」




「僕は1年3組の門倉朧(カドクラオボロ)です。お願いです殺してくれませんか?」




パッと顔を上げた門倉君の目は潤んでいた。



門倉?何処かで聞いた覚えが。




「もしかして3大神家の転生が得意な門倉家の」





「はい。そうです。神の関係者同士なら殺すことも出来ます」




さぁと両手を広げる門倉君。




「殺すなんて、そんな」




「だろうと思いました。星宮さんはそんなこと出来ないって」




切なげに笑う門倉君は神々しい姿のいのり君を見た。



「あなたは相良家の雨音様の元で働いておられるいのり様ですか?」




コクリと頷くいのり様。



「お願いがございますっ!私を殺してください」





ガバッと土下座し始めた門倉君。




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