ケータイ小説 野いちご

神の世界へやって来たなら!?

始まりは突然に
不思議な手紙


「ただいまー」



結局、胡桃にパフェを奢らされた私はいつもより遅く帰ってきた。


なんでも出世払いで返してくれるらしい。つまり、次のアルバイトの給料日まで待って欲しいとのことだ。



「お帰り、ナツ」



フライ返しを持ったお母さんがピョコッと顔を出した。



私が言うのもアレだが、お母さんはすんごく美人だ。


お母さんの遺伝子をもっと色濃く継ぎたかったよ全く。



「これナツに」
  


人差し指と中指で挟むようにして持っているのは手紙だ。



「えー?誰から?」



私は手紙を受け取りつつ、お母さんに問い掛ける。



黒色の封筒は少し不気味。はっきり言ってしまえば気持ち悪い。


普通の茶色じゃダメなのかしら。普通のやつならコンビニでも帰るのに、わざわざ黒い封筒を探して買ったのだろうか。


なんと無駄な労力。そして気持ち悪い。



「ちょうどポストに入れようとしていた子と会ったのよ。すっごく可愛い男の子だったわ」




言い終わったあと「まぁ、ナツ程ではないけどね!」とサラリと恥ずかしいことを言うお母さん



「お母さん、私のこと可愛いと思ってるの?視力悪くなった?」



「いやねぇ。あなたは私に似て国宝級に可愛いわよ」



「・・・お母さん、今度一緒に眼鏡買いに行こうか」




「もう、お母さんは両目とも2.0よ。全く、いつになったら自覚するのかしら」




フフフっと笑ったお母さん。その笑顔は国宝級に綺麗だ。



「ほらほら、早く手を洗いなさい。洗い物はだしてね。ご飯はもうすぐで出来るわ」




はーいと返事をして私は2階の自室に向かった


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