「ひかる。話があるの。座りなさい。」 お母さんが私を椅子へと促す。 「なに…?」 抵抗しようとしたけど、 お母さんの真剣な眼差しに、私はとてもできそうになかった。 嫌な予感がしたんだ。 とてつもなく嫌な予感が。 原田 ひかる。 高校2年生。 只今、人生の危機を向かえています。