ケータイ小説 野いちご

若頭に愛されて

第二章
~救いの手No.1~


~救いの手No.1~




学校に行けばいじめに会い、家に帰れば心配してくれる家族すらいない。   



龍からの2週間に1回のペースで暴力を振るわれ、治るはずのアザも治る頃にまた付けられの繰り返しだった。



もう、、、
無理だよ……。


私の身と心はもうすでに崩壊しかけていた。



よく今まで持ったな、と思うぐらいだ。



いじめが始まってから三ヶ月と半。




季節は卒業式シーズンを迎える春だった。


三年生は卒業し、1、2年生は進級する季節。


二年生の私は三年生になる。



先輩たちの卒業式を1週間前に控えた今、
今日も卒業式の練習で下校時刻が少し延び家についたのが18時だった。



「ただいま……」


蚊の鳴くような声で告げる。


当然返答があるわけがない。


着替えをすませ、食卓に行くとお皿にラップがしてありメモ書きが一緒にあった。



"食べろよ   龍"


何なんだろう。


この変な優しさ。


たまにこういう気まぐれに優しい時。




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