「ボレー50本!」


あれは春休み、羽黒に来たばっかりの頃……



周りのレベルの高さに圧倒されていた私。



「お願いします!!」


ついて行く事に精一杯だった。


ボレーはネットに引っ掛けまくり。


スマッシュはどこかに飛んでいくし、コートに入っても弱々しい。


ストロークなんてもってのほか、試合でなんか使い物にならない。



そんな中、ある日の練習中に顧問に呼ばれた。