あなたにとって、恋愛ってどんなもの?

僕にとって恋愛は・・・




「すごい。」




組まれたやぐらを見上げながらつぶやく。

それで隣にいたお方がさわやかに笑った。



「そうだろう、凛?なかなか、間近で見る機会はないもんな~?」

「はい!瑞希お兄ちゃん!」



ステキな笑顔を向けて下さるキュートなイケメンに、体がほてってしまう今日この頃。



みなさん、こんにちは!

僕の名前は凛道蓮。

幸せいっぱいを体験中の15歳です。

今日は、大好きな瑞希お兄ちゃんと一緒に、とある会場に来ています!





「サナちゃん1人かと思ったら、可愛い子をお供に連れて来たな~?」

「いいでしょう?自慢の弟っすよ。」



一緒にいたおじいさんに、そう言って答えるのは、正真正銘の美少・・・





「いや~可愛い可愛い『姉妹』だな!?わはははは!」

「『兄弟』って言って下さい。誰が女です・・・!?俺は男ですから・・・・!!」




あ、間違えた!

び、美少年です!美少年!

美少年じゃなくて、正真正銘の美男子!

美少女って年じゃない・・・美男子です!




「あと、可愛いもやめて下さいね・・・!?怒りますよ・・・・!?」




そう言って、お年寄りの発言に怒った笑顔で返すのが真田瑞希さん、20歳♪

バリスタ見習いの社会人です。

見た目、女の子と間違えるぐらい可愛いけど、カッコいいお方です!

サラサラヘアーでお肌もスベスベて、本当に愛くるしくて~

僕にとっては、お兄ちゃんのような存在で~それだけじゃないんですけどね、うふふ!



「はははは!怒るなって!冗談に決まってるだろう~?それで?今年も去年と同じでいいんだよな、サナちゃん?」



笑い飛ばして誤魔化す気さくなお年寄りに、瑞希お兄ちゃんもすねていた顔を戻しながら言った。




「えーと、少しだけ変えました。ドリンクの種類を増やしてます。」

「そりゃいいな!サナちゃんのところは、安くてうまいからな!今年の屋台でも、きっと人気だぜ!?」

「はは・・・・下手くそを値段の安さでカバーしてるんで、ギリギリっすよ。」




そう言って、冊子になっている資料を見ながら話す大人2人。