ケータイ小説 野いちご

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【完】王様の命令は?

王様、匠様
「解放してやるよ」



始まったばかりの夏休みも気づけば半分以上過ぎてしまい、今日は登校日で学校に来ていた。


文化祭準備やら夏期補習などでなんだかんだ制服を着ていることが多い。


高2の夏。

いいのか、これで。


このままの勢いだと夏休みが終わってしまうよ。


手に持っていたアイスを味わいながら教室の後方で突っ立ってて、ぼんやり考え事……してる風。


登校日っていっても授業をするわけではなく、担任の先生から連絡事項を聞いて解散という流れ。


もう帰宅する人もいればもう少し教室に残ってだらだらする人もいる。


私は後者。



「アイスいいなー」



ふと視線の先に映った人がそんなことを口にしながらこちらに歩いてくる。



「あ、ポニーテール……!」


「俺の名前ポニーテールじゃないわ。たしかに、鳴海の髪をやったけど。俺の名前、佐々木だよ。同じクラスの奴の名前ぐらい覚えとけって」


「佐々木! やだなぁ、知ってたよ」


「本当かよ?」




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