ご飯を食べたあと僕は珍しく寝てしまった。
起きた時には既にベッドの上で寝ていた。
気づけば手錠が掛かっていた。
僕は取ろうと力を入れたが全く入らなかった。
逆にどんどん力が抜けていってしまう。
すると、彼女が部屋へ入ってきた!
「おい!これどうゆうつもり?」
「やっと目が覚めたのね。」 
「お前は俺の何処が好きなの?」
「はぁ?」
「俺のこと解ってんだったら別れればいいだろ」
「何よ、あんたこそ本当分かってないわね。」
「もう、お前なんて彼女でもねーんだよ」
「分かってる、最後だから。」
「なんだよ。」
「愛してよ。」
グサ、、、、、グサ、グサ。
「お前、、、コレで満足か?」
「うん。あたしだけ、見つめて、愛して」
彼女がナイフを僕に刺す。答えられる範囲で応答する。
「本当は俺のこと好きだったんだ。」
「そうだよ。好きで好きでたまらなくて別れたくても、別れられなくて、苦しくて、苦しくて。全てあなたのせいよ。」
哀しくてたまらなかった。こんなにも思っていたことに気づかないまま。