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……来ちゃった。2日目。








「やーだーよーもおぉお〜〜!!」


「ハイハイ諦めようねー!」



家から強制的に追い出され、桃華に引きずられ、学校へと向かわされる。




途中で幼稚園児とそのお母さんの

「ねーママぁ、あのおねえちゃんたちなにしてるのー?」

「…っ、あ、あんまり見ちゃダメよー?」


という痛々しい会話が聞こえてきたけど、それでもなお路上にしゃがみ込んで動こうとしないくらいには行きたくなかった。




だって!告白!!だよ?!!?!

無理。それなら10日間タイマンとかその方がよっぽどマシだと思うんだ。




「なにバカなこと言ってるの?
告白するって決めたのは美咲なんだから、ほら、さっさと立って!!

美咲1人が変な子って言われるのは別にいいけど、あたしまで変な子になるのはごめんなの!!!」



…………なんと辛辣な。



でも、桃華のことだ。

私がどれだけ力を入れて踏ん張ろうと、無理やりに学校まで引きずっていくだろう。




「はぁ……本当やだ。」



そっと呟いて、私はパンパンとスカートの砂を払って立ち上がる。







文化祭なんて、地獄でしかない。