「拓海!!」私は、トイレから出てきた拓海を呼びとめる。
「私、拓海が好き!!拓海が、好きじゃなくても、政略結婚させようとしても、どんなでも好きだよ!
だけど、拓海はそんな事で付き合う人間だとは、思ってないよ!
拓海は、私の事好き?」
お願い!拓海、本当の事を言って!
一人で苦しまないで!
「・・きだよ。」え?
「好きだよ!付き合いはじめは、不純だった。それは、ごめんね。だけど、莉子の事は、どんどん好きになってた!父さんに、好きになるなって言われてた。だけど、どんどん育つ心を
止めることはできなかった。
だから、もう一度、やり直せるなら、
正式に、俺を結婚してください!
政略結婚じゃなくて、両想いの結婚を!」
まさか、プロポーズ?!