俺は、莉子ん家のメイドに呼び出された。
家に誰もいなくなるから、俺が代わりにいてくれって。
だから、17時くらいに学校帰りで寄った。

「莉子、大丈夫?」莉子は、凄く苦しそうな顔で、顔が赤かった。
「拓海、ここ来て。」なんか、莉子、目がトロンとしてる。
「どうしたの?」
「ずっとここにいて?拓海がいないと、寂しい。」っ!俺を殺す気かよ。
「はいはい。わがままだな。俺のお姫様は。」
なんて、ごまかしてるけど。実は、俺も顔が赤かったりする。
「ねぇ、拓海。リンゴ食べたい。冷蔵庫に入ってるから、取ってきて!」なんて、お願いされたら、取ってきたくなる。